スカートやワンピースなどに使われることの多いコンシールファスナー。
コンシールファスナーをつけるときは、専用の「コンシールファスナー押さえ」を使うと、ファスナーのきわを縫いやすくなります。
少し特殊な形をしていますが、押さえのしくみがわかれば、使い方はそれほど難しくありません。
この記事では、コンシールファスナー押さえの特徴や種類、使い方について紹介します。

コンシールファスナー押さえとは
コンシールファスナー押さえは、コンシールファスナーを縫いつけるための専用の押さえです。

コンシールファスナーは、ファスナーを閉じると務歯(ムシ)が表からほとんど見えなくなるのが特徴です。
※ファスナーのかみ合う部分を「務歯(ムシ)」といいます。この記事では、ここからは「ムシ」と表記します。
コンシールファスナー押さえを使うと、このムシの近くを一定の位置で縫いやすくなります。
コンシールファスナー押さえのしくみ
コンシールファスナー押さえを裏返してみると、押さえの裏側に2本の溝があります。

コンシールファスナーを縫うときは、この溝にファスナーのムシを入れます。
ムシが溝に沿って進むことで、ムシを起こしながら、その近くを縫うことができます。
2本の溝は、ファスナーの左右を縫うときに使い分けます。
コンシールファスナー押さえの種類
コンシールファスナー押さえには、いくつかの形があります。

写真左は、私が普段、職業用ミシンで使っているもの、右は家庭用ミシンのものです。
見た目は異なりますが、ファスナーのムシを押さえの溝に入れて、その近くを縫うという基本的なしくみは同じです。
コンシールファスナー押さえの使い方
コンシールファスナーを開き、ファスナーのムシを押さえの溝に入れます。
ムシが溝に入っていることを確認して、ムシを起こしながら、その近くを縫っていきます。

反対側のファスナーを縫うときは、もう一方の溝を使います。

左右で使う溝が変わるので、縫い始める前に、ムシが正しく溝に入っているか確認しておきます。
ムシを起こしすぎないのがポイント
コンシールファスナーを縫うときは、ムシを起こして、その近くを縫います。
ただし、ムシは強く起こせばよいというわけではありません。
ムシを起こしすぎて、ムシのすぐ近くを縫いすぎると、ファスナーが上げ下げしにくくなることがあります。
ムシを無理に起こしすぎず、ファスナーがスムーズに開閉できる位置を確認しながら縫います。
縫ったあとはファスナーを開閉して、スムーズに動くか確認しておくと安心です。
専用の押さえは必要?
コンシールファスナーは、専用の押さえがなくてもつけることはできます。
ただ、コンシールファスナー押さえには、ムシを通すための溝があります。
この溝にムシを沿わせて縫うことで、ムシの近くを一定の位置で縫いやすくなります。
コンシールファスナーをつける機会があるなら、持っていると便利な押さえだと思います。
※押さえを購入するときは、使用しているミシンに対応しているかを確認してください。
コンシールファスナーのつけ方
この記事では、コンシールファスナー押さえのしくみと使い方を中心に紹介しました。
実際に布へファスナーをつける手順は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

まとめ
コンシールファスナー押さえは、押さえの裏側にある溝にファスナーのムシを入れて、その近くを縫うための専用押さえです。
押さえにはいくつかの形がありますが、ムシを溝に沿わせて縫うという基本的なしくみは同じです。
使うときはムシを無理に起こしすぎず、ファスナーがスムーズに開閉できる位置を確認しながら縫うのがポイントです。

