洋裁でミシンを使うとき、意外と迷いやすいのがミシン針選びです。
ミシン針には太さや種類があり、縫う生地に合わせて選ぶ必要があります。
生地に合わない針を使うと、目飛びや糸切れが起きたり、きれいな縫い目にならなかったりすることもあります。
とはいえ、洋裁を始めるときから、たくさんの種類の針を揃える必要はありません。
まずは基本的な選び方を知って、作るものに合わせて使い分けていけばよいでしょう。
この記事では、洋服を作るときのミシン針の選び方についてまとめています。
まずはミシンに合った針を選ぶ
ミシン針を選ぶときは、生地の厚さだけでなく、まず使っているミシンに合った針かどうかを確認します。
家庭用ミシンと職業用ミシンでは、使用する針の規格が異なる場合があります。
家庭用ミシンでは「HA×1」という規格の針が広く使われています。
一方、職業用ミシンでは、機種によって使用する針の規格が異なります。
そのため、針を購入するときは「家庭用」「職業用」という表示だけで判断せず、自分のミシンの取扱説明書などで使用できる針を確認しておきましょう。
同じ11番や14番と表示されていても、どのミシンにも使えるわけではありません。
まずミシンに合った規格の針を選び、その中から生地に合った太さを選ぶ、という順番で考えると分かりやすいと思います。
ミシンに最初から付いている針は?
ミシンを購入したときには、あらかじめ針が取り付けられていたり、付属品として何本かの針が入っていたりします。
付属している針の太さや種類はミシンによって異なるため、取扱説明書などで確認してみましょう。
最初から付いている針が、これから縫う生地に合っているとは限りません。ミシン針は、縫う生地に合わせて選び、必要に応じて交換して使います。
ミシン針は生地の厚さに合わせて選ぶ
ミシンに合う針の規格を確認したら、次は生地の厚さに合わせて針の太さを選びます。
基本的には、薄い生地には細い針、厚い生地には太い針を使います。
ミシン針には9番、11番、14番などの太さがあり、数字が小さいほど細く、数字が大きくなるほど太くなります。
洋服作りでよく使う針の太さは、次のようなものです。
| 生地の厚さ | 針の太さ | 生地の例 |
| 薄地 | 9番 | ローン、ボイルなど |
| 普通地 | 11番 | ブロード、シーチングなど |
| 厚地 | 14番 | ツイルなど |
針の太さはあくまで目安です。同じ種類の生地でも厚さや織り方などによって、適した針は異なります。
どの太さを使うか迷ったときは、実際に使う生地の端切れで試し縫いをして、縫い目や針穴などを確認してみるとよいでしょう。
私は普段、オルガン針のミシン針を使っています。使用している職業用ミシンはHA×1の針を使う機種なので、9番・11番・14番を用意して、生地の厚さに合わせて使い分けています。
生地によって針の種類を使い分ける
ミシン針には、一般的な生地を縫うための針のほかに、素材に合わせた専用の針があります。
たとえば、伸縮性のあるニット生地を縫うときには、ニット用のミシン針を使います。ニット用の針は、編み目を傷めにくいような針先になっています。
ニット用の針にも太さの違いがあるので、生地の厚さに合わせて選びます。
そのほかにも、デニム用やレザー用など、素材に合わせたミシン針が販売されています。特殊な素材を縫うときには、その生地に適した針があるか確認するとよいと思います。
ミシン針はときどき交換する
ミシン針は、折れたり曲がったりしていなくても、使っているうちに針先が傷んできます。
針が傷んでいると、目飛びや糸切れが起きたり、きれいに縫えなくなったりすることがあります。
縫い目がいつもと違うと感じたときや、長く同じ針を使っているときは、新しい針に交換してみましょう。
また、新しい作品を作り始めるときに針の状態を確認しておくと安心です。
まとめ
ミシン針を選ぶときは、まず使っているミシンに合った針の規格を確認し、その中から生地の厚さに合わせて針の太さを選びます。
薄地には細い針、厚地には太い針が基本です。また、ニットなどの素材には専用の針を使うこともあります。
どの針を使うか迷ったときは、端切れで試し縫いをして、縫い目や生地の状態を確認してから縫い始めるとよいでしょう。
生地に合った針を選ぶことを、きれいに仕上げるための準備のひとつとして覚えておくとよいと思います。


