洋裁では、肩線や衿ぐりなど、伸びや型崩れを防ぎたいところに「伸び止めテープ」を貼ることがあります。
伸び止めテープは、片面に接着剤がついたテープ状の芯で、アイロンで布地に接着して使います。
ストレートやハーフバイアスなどいくつか種類があり、貼る場所や布地によって使い分けます。
この記事では、伸び止めテープの種類と、私が普段どのように使い分けているか、基本的な貼り方についてまとめます。
ストレートテープ
ストレートテープは、ほとんど伸びないタイプの伸び止めテープです。
寸法をしっかり安定させたいところに使います。緩やかなカーブに使うこともできますが、私は少し突っ張る感じが気になるため、普段はあまり使っていません。
テーラードカラーのジャケットなどでは、返り線に使うことがあります。
ハーフバイアステープ
ハーフバイアステープは、角度をつけてカットされたテープ状の接着芯です。
ストレートテープよりも布地になじみやすく、肩線や衿ぐりなど、少しカーブのあるところにも使いやすいと思います。
私は伸び止めテープの中では、ハーフバイアスタイプを使うことが多いです。
バイアステープ
正バイアスの接着テープは伸縮性があるため、しっかり伸びを止めたいところには、私はあまり使っていません。
伸び止めの必要は感じないけれど、布地になじませながら少し補強したいところに使うことがあります。
ペアテープ
ペアテープは、不織布のベースに伸び止めテープを縫い付けたものです。
伸び止めテープが端についている「端打ちタイプ」や、中央についている「中打ちタイプ」などがあります。
ジャケットやコートなどで、アームホールや衿腰などの形を安定させたいところに使います。
私は主に端打ちタイプを使っています。
バイリーン ペアテープ(ピンキングタイプ) PT-110(文化購買事業部)
ニット地用伸び止めテープ
ニット地に使う伸び止めテープです。
肩線など、伸びや型崩れを防ぎたいところに使います。
私は主に、後ろ身頃の肩線に貼っています。
伸び止めテープの使い分け
貼る場所や布地、デザインによって使い分けていますが、私の場合はおおよそ次のようにしています。
| 貼る場所 | 私がよく使うもの |
| 肩線 | ハーフバイアス |
| 衿ぐり・前端など | ハーフバイアス |
| ジャケットの返り線 | ストレート |
| ジャケット・コートのアームホールなど | ペアテープ |
| ニットの肩線 | ニット用 |
伸び止めテープの貼り方
伸び止めテープは、基本的に縫い代側に貼ります。私は、テープが縫い線に少しかかるくらいの位置に貼ることが多いです。
接着面を布地側に置き、当て布や当て紙をして、アイロンで押さえるように接着します。
アイロンを滑らせると布地やテープが伸びることがあるので、少しずつ位置を移しながら押さえていきます。
温度や接着時間はテープや布地によって異なるため、端切れで試してから貼ると安心です。
まとめ
伸び止めテープには、ストレートやハーフバイアス、ペアテープ、ニット用など、いくつかの種類があります。
伸び止めテープを貼っておくと、縫っている間の伸びを抑えたり、仕上がったあとの型崩れを防いだりするのに役立ちます。
布地やデザインに合わせて、必要なところに使い分けるとよいと思います。


