洋裁初心者におすすめの生地|縫いやすい布・難しい布

洋裁を始めたばかりのころは、どんな生地を選べばよいのか迷うことも多いのではないでしょうか。

同じデザインの服でも、使う生地によって作りやすさは大きく変わります。

初心者のうちは、裁断や縫製がしやすい生地を選ぶと、作業を進めやすくなります。

ただし、「綿なら縫いやすい」「ローンなら難しい」というように、素材や生地の名前だけで縫いやすさが決まるわけではありません。

この記事では、初心者が扱いやすい生地の特徴と、生地を選ぶときに気をつけたいポイントをまとめます。

 

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初心者が縫いやすい生地とは

初心者が扱いやすいのは、薄すぎず厚すぎない、適度な厚みのある生地です。

さらに、次のような特徴があると扱いやすくなります。

  • 織りが詰まっていて、生地が安定している
  • 適度なハリがある
  • 滑りにくい
  • 伸びにくい
  • アイロンで形を整えやすい
  • 針跡が残りにくく、縫い直しがしやすい

薄すぎる生地や柔らかすぎる生地は、裁断するときに動いたり、縫い合わせるときにずれたりしやすくなります。

反対に、厚すぎる生地は、生地が何枚も重なる部分や段差を縫うのが難しくなります。

また、織りが緩い生地も注意が必要です。裁断したあとに形が安定しにくく、縫っている間にずれたり伸びたりすることがあります。

 

初心者におすすめしやすい生地

ブロード

ブロードは平織りの生地で、シャツやブラウス、シャツワンピースなどによく使われます。

適度な厚みとハリのあるものは生地が安定していて、裁断やミシンがけもしやすいため、初心者にも扱いやすい生地です。

 

ローン

ローンは、ブラウスやワンピースなどによく使われる生地です。

同じローンでも、使われている糸の太さや織りの密度などによって、厚みや風合いは異なります。

かなり薄いものは裁断や縫製に少し注意が必要ですが、適度な厚みがあり、目の詰まったものは比較的扱いやすいでしょう。

リバティのタナローンは価格が高めですが、薄手ながら目が詰まっていて扱いやすく、ブラウスやワンピースに仕立ててもきれいに仕上がります。

 

ツイル

ツイルは、表面に斜めの畝が見える綾織りの生地です。

厚みや風合いにはさまざまなものがあり、スカート、パンツ、ジャケットなど幅広い服に使われます。

適度な厚みがあり、織りが安定しているものは比較的扱いやすいですが、織りが緩いものは裁断や縫製が難しくなります。

 

素材で選ぶなら綿やウール

素材から選ぶなら、綿には初心者でも扱いやすい生地が多くあります。

適度な厚みがあり、織りの安定したものは、滑りにくくアイロンもかけやすいため、最初の一着にも取り入れやすいでしょう。

また、ウールにも仕立てやすい生地があります。

適度な厚みがあり、織りの安定したウールは、アイロンで形を整えやすく、縫い代もなじみやすいという特徴があります。

ただし、綿やウールであればすべて縫いやすいわけではありません。

素材名だけではなく、実際の生地の厚みや織り、風合いを見て選ぶことが大切です。

 

初心者には少し難しい生地

初心者には、次のような特徴のある生地は少し難しく感じることがあります。

  • 極端に薄い
  • 滑りやすい
  • 伸びやすい
  • 織りが緩く、形が安定しにくい
  • 厚すぎる
  • 針跡が残りやすい
  • アイロンの熱に弱い

たとえば、シフォンや滑りやすいサテンなどは、裁断や縫製のときに生地がずれやすくなります。

ニット生地は伸縮性があるため、布帛とは違った扱い方が必要です。

また、薄手のナイロンタフタやフェイクレザーなど、針跡が残りやすい生地は、縫い直しがしにくいため注意が必要です。

 

柄や生地の方向性にも注意

生地そのものが縫いやすくても、柄によって難易度が上がることがあります。

チェックやストライプ、大きな柄などは、裁断するときや縫い合わせるときに柄合わせが必要になることがあります。

また、一方向に向きのある柄や、毛足のある生地などは、型紙を置く方向にも注意が必要です。

最初は、無地や柄合わせをあまり気にしなくてもよい小さな総柄などを選ぶと、裁断しやすくなります。

 

作りたい服に合った生地を選ぶ

縫いやすさだけでなく、作りたい服のデザインに合った生地を選ぶことも大切です。

同じスカートでも、ふんわりとしたシルエットにしたいのか、すっきりとしたシルエットにしたいのかによって、適した生地は変わります。

ワンピースも、シャツワンピース、夏の薄手のワンピース、秋冬のウールのワンピースなど、デザインや季節によって使う生地はさまざまです。

「スカートだからこの生地」「ワンピースだからこの生地」と決めるのではなく、生地の厚みやハリ、柔らかさ、落ち感などが、作りたいデザインに合っているかを考えて選びましょう。

洋裁本や型紙におすすめの生地が書かれている場合は、それを参考にするのもよいと思います。

 

生地を購入したら、裁断する前に、必要に応じて水通しや地直しをしておきます。水通し・地直しの方法については、こちらの記事で紹介しています。

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まとめ

初心者が扱いやすい生地は、生地の名前や素材だけで決まるものではありません。

薄すぎず厚すぎないこと、織りが安定していること、滑りにくく伸びにくいことなど、実際の生地の特徴を見ることが大切です。

また、柄合わせや生地の方向性、作りたい服のデザインによっても難易度は変わります。

まずは扱いやすい生地から始めて、慣れてきたら、作ってみたい服に合わせて少しずついろいろな生地に挑戦するのも、洋裁の楽しみのひとつです。

 

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