<子供服>ウエストゴムの【ハーフパンツ】製図と作り方(サイズ:95~125cmくらい)

ウエストにゴムを通して作る、子供用ハーフパンツの作り方をご紹介します。

ゆったりしたサイズ感で、丈はひざ丈くらいです。

身長95cm~125cmくらいまでを想定しています。

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製図

「H」のところには、お子さんのヒップ寸法を入れて計算してください。

股上と股下の丈は、身長によって数値を変えています。一番上の段が100cm、2段目は110cm、3段目は120cmです。

  

製図が書けたら、後ろパンツのパターンにポケットつけ位置を書いておきます。ポケットのパターンも別紙に書いておきます。

  

下の赤字を参考にして、縫い代をつけ、パターンをカットします。

準備するもの

布地

布幅110cmの布地を1m10cm準備します。

あまり厚い布地は避けた方が無難です。

オックス、ダンガリー、ツイルなどが良いかと思います。秋冬ならコーデュロイも良さそうです。

  

ミシン糸

使用する布地に合わせてミシン糸を準備します。

上記のような布なら普通地用で良いと思います。

裁ち端の始末にロックミシンを使う場合は、ロックミシン糸3本を準備します。

  

ゴムテープ

ウエストにゴムテープを通します。

8mm幅のゴムテープを準備しましょう。

長さは、(ウエスト寸法×3)cmくらいで、余裕を持って準備します。

  

裁断

裁断のときにポケットつけ位置に印をつけるため、準備をしておくと良いです。

あらかじめ、後ろパンツのポケットつけ位置の角にカッターで切込みを入れておき、その部分を折っておきます。

  

印をつけるやり方は、パターンをのせた状態でポケットつけ位置の角にチャコで線を書きます。

反対側に印をつけるときは、パターンを裏返しの状態でのせて、同じようにポケットつけ位置にチャコで線を書きます。

  

もちろん、切りじつけで印をつけてもOKです。その場合は、上記の準備は必要ありません。

  

下図が裁断のイメージ図です。

作り方

①ポケット口を三つ折りに折り、ミシンでステッチをかけます。

  

②ポケットの周囲をロックミシンまたはジグザグミシンで始末して、縫い代1cmを折ってアイロンで折り目をつけます。

後ろパンツのポケットつけ位置にのせ、ミシンで縫いとめます。

  

③前後パンツを中表に合わせて、左右の脇をそれぞれ縫います。

縫い代は2枚一緒にロックミシンまたはジグザグミシンで始末してアイロンで後ろに倒します。

  

④裾に、アイロンで三つ折りの折り目をつけておきます。

  

⑤裾の折り目は一旦ひらき、股下を中表に合わせてミシンで縫います。

縫い代は2枚一緒にロックミシンまたはジグザグミシンで始末して後ろ側に倒します。

  

⑥裾を、付けておいた折り目のとおりに三つ折りにして、ミシンで縫います。

  

⑦片方をひっくり返し、左右のパンツを中表に合わせて、股ぐりを縫います。このとき、前側の縫い代にゴムテープ通し口を縫い残しておきます。

縫い代は、ゴムテープ通し口を縫い残した部分より3cmくらい下から2枚一緒にロックミシンまたはジグザグミシンで始末し、左側に倒します。ゴムテープ通し口を縫い残した部分はアイロンで割ります。

  

⑧ウエストの出来上がり線で折り、アイロンで折り目をつけます。布端は7ミリ折って折り目をつけます。

  

折り目のとおりに三つ折りにして、しつけ糸で縫ってとめ、まず、布端を折ったところの際に一周ミシンをかけます。

次に、端からそのミシン目までを3等分するようにミシンをかけます。1段が約1.2cm位になる予定です。

  

⑨3段とも、ゴムテープ通し口からゴムテープを通します。良い長さで切り、ゴムテープの端と端を重ねてミシンで縫いとめ、ゴムテープ通し口から中にしまいます。縫い残してあるゴム通し口はまつり縫いで閉じておきましょう。

  

まとめ

ファスナーなどの「あき」がないので、比較的簡単に作れるパンツだと思います。

ポケットも、難易度は易しめですが、初めてポケットを付けるという方は大変に感じるかもしれません。その場合は、まずは右だけにしてもいいと思います。

逆に、慣れている方は、お好みで前パンツにもパッチポケットを付けたり、脇ポケットなどを作ってもいいですね。

布を変えるといろいろ楽しめると思います。

大人とおそろいで作るのもかわいいですね。

ぜひ作ってみてください!

 

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