ふだん縫い物をするとき、針 と 糸 はどんなものを使っていますか?
針は裁縫箱に最初から入っていたものを使っている人も多いと思います。
糸は・・・なんか適当に?????
向こうが透けて見えるくらい薄い布地と、真冬の分厚いコートでは、針や糸を変えた方がいいのはなんとなく想像できますよね?
でも、布地の種類の分だけ、買いそろえないといけないのでしょうか…?
そこで、今回は、針と糸の選び方をまとめてみたいと思います。
手縫いの針について
しつけ糸で縫ったり、手でまつり縫いするときなどに使う針は「メリケン針」を使いましょう。
針にもいろいろな太さがありますが、
とりあえず購入するのなら、「6番」と「9番」があればよいと思います。
※数字が大きくなるほど針は細くなります。
薄地の布~普通地の布は「9番」を、
普通地~厚地の布は「6番」を使いましょう。
「普通地」といってもいろいろあるので、そのときによって縫いやすい方にして良いです。
ミシンの針について
ミシンの針は、「家庭用」と「職業用」「工業用」のミシンでは使う針が違いますので、購入する場合は気を付けましょう。
家庭用ミシンなら「HA × 1」というミシン針を使いましょう。
ミシンの説明書にも説明がありますので、確認しておくと良いですね。
ミシンの針は、数字が大きくなるほど、針は太くなります。
基本的には、「11番」の針で良いです。
薄地の布を縫うときは「9番」に、
厚地の布を縫うときは「14番」に替えましょう。
ミシンをよく見てもらうと、針はネジ等でとまっていて、替えられるようになっています。
見てみましょう。
ニットの布地を縫うときは、「ニット用」の針の「11番」を使うと良いです。
ニットの針は、針の先端がわずかに丸くなっているので、編地をいためないという利点があります。
ミシン糸について
ミシン糸はポリエステル糸を使います。
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売り場に行くと、「普通地用」「厚地用」「薄地用」とおいてあります。
ほとんどは、「普通地用」の#60でよいと思います。
「薄地用」は#90、「厚地用」#30となっています。
しかし、通常は、厚地の布地でも#60の糸で良いと思います。
デザインのポイントに、ミシンステッチを入れたい場合は、ステッチの部分だけ#30の糸を使うと良いです。
#30の糸は糸調子を合わせるのが難しいときがあるので、必ず残布を使って糸調子を合わせましょう。
売り場には糸の見本帳が置いてありますので、使う布地と色を合わせて選ぶとよいでしょう。
また、スカートやワンピースの裾など、手でまつり縫いしたいときは、「手縫い糸」もあるのですが、
ミシン糸で代用できます。
ミシン縫いのときに使った、#60、#90のミシン糸を手縫い針に通して使いましょう。
薄地・普通地・厚地について
真夏のブラウスなどに使われる「ローン」や「ボイル」は薄地です。
定番のシャツなどに使われる「ブロード」や「ギンガム」は普通地です。
パンツ等に使うような「デニム」や「コーデュロイ」は厚地です。
布地の厚みのイメージをつかみましょう。
本縫いの前には、必ず試し縫いをして、確認しましょう。