コンシールファスナーの付け方の基本をおさえよう

ファスナー無しの洋服は作るのがカンタンですが、もっと体にフィットした服を作りたくなった場合は、ファスナーがかかせませんね。

今回は、現在主流となっている「コンシールファスナー」の付け方をご説明します。

 

コンシールファスナーは表からファスナーが見えないのが大きな特徴です。主に、スカートやワンピースなどのアイテムに使われます。

作る洋服の「あき」の部分より3cm程度以上長めのものを用意すると良いでしょう。

 

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コンシールファスナーの押え金

コンシールファスナーをつけるときは、専用の押え金が必要です。

使っているミシンが、家庭用なのか、職業用・工業用なのかによって違いますので、購入する場合は確認しましょう。

ミシンアタッチメント コンシール押え家庭用 09-343 ネコポス可 tkk kawaguchi 手芸の山久

ミシンアタッチメント コンシール押え工業用 09-344 ネコポス可 tkk kawaguchi 手芸の山久

 

準備しておくこと

パターンをつくるとき、ファスナーあきがつくところの縫い代は2cmとっておくのがおすすめです。

縫い代はあらかじめ、ロックミシンまたはジグザグミシンで始末しておきます。

ファスナーについている金属のとめ具は一番下まで指でずらしておきます。

 

縫い方

①ファスナーを付けるところを中表に合わせて縫います。ファスナーあきの部分は粗ミシンにして、あき止りの下で返し縫いでとめておきます。

②縫い代をアイロンで割ります。

割ったところから1cmのところにチャコで線をひいておきます。(下の図の青線)

コンシールファスナーは幅が2cmのため、この線に合わせてファスナーを置くことになります。

③②でひいたチャコの線に沿って、ファスナーを置きます。こちら側にファスナーの裏面がくるように置きます。

布の上端から縫い代+0.5cm下に、ファスナーの一番上がくるように置きましょう。

置けたら、ファスナーテープのところをしつけ糸で、返し縫いでしっかり縫いとめます。(赤の破線のところ)

この時、表布を一緒に縫ってしまわないように気をつけて下さい。縫い代の下に厚紙などをはさむなどして、ファスナーテープと縫い代のみを確実に縫うようにしましょう。

あき止まりの位置より1cm程度下まで縫ってください。

④粗ミシンをほどきます。ファスナーのスライダーをファスナーの一番下まで下ろしておきます。

下がイメージ図です。

⑤コンシールファスナー用の押え金を使って、ミシンをかけましょう。

ファスナーのゲジゲジを「務歯(ムシ)」といいます。

この務歯を押え金のみぞにはめて、務歯を少し指で起こしながらミシンをかけます。

起こし過ぎると、縫い目が務歯に近づきすぎて、ファスナーの開け閉めに支障が出ますので注意しましょう。

あき止りのところは、縫うところを”目打ち”でしっかり押さえてずれないように縫いましょう。

反対側は、これと左右対称になります。

⑥左右とも縫えたら、スライダーを上げてみて、確認しましょう。

大丈夫そうだったら、③で縫ったしつけ糸をほどきましょう。

ファスナーの一番下によけておいた、金属のとめ具はあき止りの位置に配置して、ペンチで固定します。

 

まとめ

最初は難しいかもしれませんが、手順を一つひとつ確認しながら進めていけば大丈夫です!

何度か縫ううちに、少しずつ上達すると思いますよ。失敗をおそれず、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

出来るようになると、製作の幅がグンと広がりますよ!

 

  

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