裏地が付いていない洋服だけど透け感が気になる時、アンダーウェアとしてペチコートを着ています。
ちょっと探せば、いろんなところで購入することもできますが、自分で作るのも簡単なので、私はいろんなタイプのペチコートを持っています。
今回は、スカートタイプのものと、ワンピースタイプのものの製図と作り方をご紹介したいと思います。
材料について
布地
使う布地は、裏地として売られている物がすべりが良いのでおすすめです。
私はとくに、ニット裏地(トリコット裏地)をおすすめします。
洗濯も気軽に出来て、シワにもならないので、いつもニット裏地で作っています。
糸
ニット裏地の場合は「レジロン」などのニット用のミシン糸を使用します。
キュプラなど、ニットではない裏地を使う場合は、シャッペスパン(普通地用)で良いと思います。
ゴム
スカートタイプのペチコートは、ウエストにゴムを通します。
1cm幅のゴムをウエスト寸法プラス数cm程度、準備しましょう。
スカートタイプのペチコート作図
作図は、簡単で良いです。
Hのところは、自分のヒップ寸法を入れて計算しましょう。
丈は、50cmとしましたが、長さは好みで変えて大丈夫です。
作図がかけたら、下の赤字のとおりに縫い代をつけて、パターンをカットします。
スカートタイプのペチコート作り方
1、縫い代付きのパターンを使って、布地を裁断します。
2、両脇を縫い、縫い代は2枚一緒にジグザグミシンまたはロックミシンで始末します。縫い代は後ろ側に倒しましょう。
3、裾を1cm幅の三つ折りにして、ミシンで縫います。
アイロンがかかりにくい布地の場合は、しつけ糸で縫っておくとミシンがかけやすいです。
4、ウエスト側の布端にロックミシンまたはジグザグミシンをかけて、出来上がり線で折りミシンをかけます。
一部、ゴム通し口を縫い残しておきます。
5、ゴム通し口からゴムを通す。ゴムは通してしつけ糸等で押さえた状態で試着して長さを調整しましょう。
良いと思う長さのところで、ゴムの端と端をミシンで縫いとめます。
ワンピースタイプのペチコート作図
どんな原型でもいいのですが、今回は、文化式原型の新原型を使って作図したいと思います。
まず原型操作からです。
前原型の原型操作はありません。
原型操作をしたあとは、こうなっていると思います。
下のように作図しましょう。色をつけてあるところが原型です。
丈は、好みで変えていただいて大丈夫です。
かけたら、下の赤字のとおりに縫い代をつけましょう。
ワンピースタイプのペチコート作り方
1、縫い代付きパターンを使って、布地を裁断します。
2、肩、脇を縫い、縫い代は2枚一緒にロックミシンまたはジグザグミシンをかけます。
縫い代は後ろ側に倒します。
3、裾を1cm幅の三つ折りにしてミシンをかけます。
アイロンがかかりにくい布地の場合、しつけ糸であらかじめ縫ってからミシンをかけると良いでしょう。
4、衿ぐり、袖ぐりをくるむためのテープ状のパーツを用意します。
同じ布地で、下のように3本裁断しましょう。(衿ぐり、右袖ぐり、左袖ぐりの3本)
今回の私の作図では、衿ぐりは約70cm、袖ぐりは約60cmだったので、こうしましたが、ご自分でかいた作図で長さが足りるか確認してください。
5、衿ぐり、袖ぐりを4で裁断した布地でくるみます。
下は断面のイメージ図です。
まとめ
自分で作ると、自分の好みで作れるのでおすすめですよ。
丈だけでなく、衿ぐりのあき具合なども、好みで変えて頂いて大丈夫です。その際は、自分の頭周りの寸法を確認して、頭が通るように作りましょう。
持っている方は、脇線と肩線は 2本針4本糸のロックミシンを使って縫ってもOKです。
アンダーウェアとして着るものなので、外に見せるものではありません。
気楽な気持ちで、ぜひ作ってみてください!