洋服の型紙を作るときには、製図用の紙を使います。
洋裁では、型紙を写したり製図したりするときに「ハトロン紙」と呼ばれる製図用紙がよく使われています。
薄くて下の線が透けて見えるので、洋裁本などについている型紙を写すときにも便利です。
ハトロン紙には、無地や方眼入り、1枚ずつになっているものやロールタイプなど、いくつかの種類があります。
今回は、洋裁で使うハトロン紙の種類や使い方、選び方についてまとめます。
洋裁で使うハトロン紙とは
ハトロン紙は、洋服の型紙を作るときに使われる紙です。
洋裁本などについている実物大型紙の上に重ねて必要な線を写したり、原型から自分で製図したりするときに使います。
洋裁用のハトロン紙は、薄くて丈夫で、鉛筆などで線を書きやすいものが一般的です。
商品によって紙の厚さや透け具合、表面の質感などには違いがあります。
ハトロン紙にはいくつかの種類がある
ハトロン紙には、無地のものと方眼が印刷されているものがあります。
また、決まった大きさにカットされたものや、長い紙が巻かれたロールタイプもあります。
無地のハトロン紙
無地のハトロン紙は、洋裁の製図で使いやすい一般的なタイプです。
方眼定規などを使って製図するのであれば、無地でも特に困ることはないと思います。
洋裁本の型紙を写すときにも使えます。
私は普段、無地のハトロン紙を使っています。
方眼入りのハトロン紙
方眼が印刷されたハトロン紙もあります。
方眼を目安にできるので、直線を引いたり、平行や直角を確認したりするときに便利です。
製図に慣れていない場合や、方眼を目安にしながら作業したい場合には使いやすいと思います。
1枚タイプとロールタイプ
ハトロン紙には、1枚ずつになっているものと、ロール状になっているものがあります。
ときどき型紙を作るくらいであれば、1枚ずつになっているものでも使いやすいと思います。
たくさん製図をする場合は、必要な長さに切って使えるロールタイプも便利です。
ワンピースやコートなど丈の長い洋服を製図するときにも、紙を継ぎ足す回数を減らすことができます。
ハトロン紙の使い方
ハトロン紙は、洋裁本などの型紙を写す場合と、自分で製図する場合のどちらにも使えます。
型紙を写す場合
洋裁本などについている型紙を使う場合は、必要な型紙の上にハトロン紙を重ねて線を写します。
型紙の輪郭線だけでなく、
・布目線
・合印
・ダーツ
・ポケット位置
・前中心、後ろ中心
・パーツ名
など、縫うときに必要になる情報も一緒に写しておきます。
複数のサイズやパーツが重なった型紙は線が見分けにくいので、写し終わったら、必要な線や印がすべて入っているか確認しておくとよいと思います。
自分で製図する場合
自分で製図するときは、ハトロン紙に直接寸法を取りながら線を引いていきます。
直線には方眼定規、袖ぐりや衿ぐりなどのカーブにはDカーブルーラーなどを使います。
製図ができたら、縫い合わせる部分の長さや合印の位置なども確認しておきます。

紙の大きさが足りないときは継ぎ足して使う
大きなパーツを製図すると、1枚のハトロン紙では足りないことがあります。
その場合は、紙を継ぎ足して使うことができます。
ハトロン紙を少し重ねてのりやテープで貼り、必要な大きさにしてから製図します。
ワンピースやコートなど、丈の長いものを製図するときにも使える方法です。
ハトロン紙の代わりになる紙は?
型紙を作る紙は、必ずハトロン紙でなければならないわけではありません。
自分で製図する場合は、クラフト紙など、線が書きやすく型紙として扱える紙を使うこともできます。
ただし、洋裁本の型紙を上から写す場合は、下の線が見える程度に透ける紙のほうが使いやすいです。
型紙を写すために使うのか、自分で製図するために使うのかによって、使いやすい紙を選ぶとよいと思います。
ハトロン紙の保管
ハトロン紙は、折り目がつくと製図するときに使いにくいので、なるべく折り目をつけずに保管しておくと使いやすいです。
私は、ゆるく丸めて筒状の容器に立てて収納しています。
まとめ
洋裁で型紙を作るときには、ハトロン紙があると便利です。
型紙を写す場合にも、自分で製図する場合にも使うことができます。
無地や方眼入り、1枚タイプやロールタイプなどがあるので、使う頻度や製図の方法に合わせて選ぶとよいと思います。
初めて使う場合は、まずは一般的な無地のハトロン紙から使ってみてもよいでしょう。


