洋服を作りたいな、と思って、型紙付きの本を買ったとき、
または、がんばって自分で製図をしてみようと思ったとき、
紙はどうすればいいんだ??と思ったことはありませんか?
何十年か前だったら、もしかして、家庭のお母さんたちは新聞紙やカレンダーの紙などを使ったかもしれません。
慣れている人ならそれでも上手にかけると思いますが、ふつうはなかなかうまく作れませんよね。
洋服をきれいに仕立てるには、正確なパターン(型紙)を準備することから始まります。
製図用紙について
洋裁でパターンをつくるときに使う紙は「ハトロン紙」という紙です。
大きさは、一般的には「788x1091mm」のものが多いようですが、ロールタイプのものもあります。
あらかじめ方眼が印刷されているハトロン紙もあります。
価格や、使い勝手など、お好みで選ばれると良いと思います。
ハトロン紙は、ざらざらしている方が「表」で、製図を書く面です。「裏」はツルツルしています。
基本的に紙の端は使うことなく、数cmの余白を残して書きます。
かく場所が足りなくなれば、テープやのりで貼って継ぎ足せばよいのですが、かく前にだいたいの全体像をイメージしてかき始めると後でラクです。
本の付録のパターンを使う場合は、使いたいパターンの上にハトロン紙を置いて、透けている線を見ながら写し取ります。名称(「前身頃」「袖」など)、布目線、合印なども忘れずに写しましょう。
使うパターンを切り取った後に余ったところは、大きい場合は、また何かに使えるので取っておきましょう。
ノートくらいの大きさがあったら、接着芯をはる時の「当て紙」に使えます。
それ以下の大きさのものはなかなか使うチャンスがないので、ゴミ箱いきで良いでしょう。
値段について
ハトロン紙で一般的なものは、真っ白の紙で、下に重ねた製図の線を写し取るのも楽にできるような紙です。
値段は、だいたい1枚30~60円位です。
一般的なハトロン紙で、丈の長い服を製図するときに、紙の長さが足りなくなることがあります。そのようなときは、別の紙を糊で貼って長さを足します。
ロールタイプのハトロン紙なら、長いものでも紙を貼らずに書けます。
紙の幅は何種類かありますが、60cm幅の場合なら1m70~100円くらいだと思います。
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方眼が印刷されているタイプのハトロン紙は、水平や直角が正確に書けるのが良いところです。
ただ、値段は真っ白のものより割高になり、1枚80~130円くらいです。
代用品について
ハトロン紙はとても使いやすいですが、型紙を作るときに何も写し取ったりすることが無い場合は、別にハトロン紙でなくても良いと思うので、
そんなとき、私は、もっと安い紙を使っています。
「クラフト紙」という紙です。
型紙などを写し取るのも、出来なくはないと思いますが、やはり白い紙より見えにくいです。
それでも、お値段が安いので、ハトロン紙の代わりに使っている方も多いようです。
製図用紙の収納
まず、丸めた状態で購入したハトロン紙は、結構巻きグセがついているので、購入後は広げておくといいです。
重い雑誌や文鎮などを置いて、できれば一晩くらい広げておきましょう。
強い巻きグセがとれたら、ゆるく巻いて使いやすいように収納します。
収納方法としては、紙をゆるく丸めて、筒状のものに立てておく方法が一番簡単だと思います。
傘立てやゴミ箱などでいいと思います。
ちなみに私の場合は、紙専用の引き出しを裁断机に自作しています。
私が裁断机に使っているのは、90×180cmサイズの会議用テーブルです。これにグリーンボードを敷いて使っているのですが、
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ホームセンターで紙が入る大きさのコルクボード(80×120cm)を購入し、これに枠をつけて引き出しにして、金具で天板の枠に取り付けています。
引き出し用のパーツもホームセンターで購入できます。
引き出しの中には、ハトロン紙しか入れないので、引き出しは30cm程度だけ引き出せるようにしてあります。
なかなか大変な作業だと思うので、あまりおススメではありません。
まとめ
型紙を作る作業を効率的にストレス無く行うことで、洋服作りの準備が少し楽になりますね。
製図用紙も色々な商品がありますので、ご自分が使いやすいと思うものを選ばれたら良いと思います。
たくさん使う場合は、価格なども考慮して選ばれると、長く続けられる趣味になると思います。
参考にしてみてください。